トライアスロンでもう一つ大事なのが「自主自律」です。
自主自律という言葉がピッタリ当てはまっていないかもしれませんが、トライアスロン自体が新しく生まれたスポーツなので、トライアスロン競技しゃ(=トライアスリート)は全て手探りで新しい大会を作ったり、試行錯誤しながら練習して大会に参加してきました。
自主自律の雰囲気に憧れてトライアスロンという競技を始めたのか、それともトライアスロン競技を通して競技者を自主性・自律性のある人間に育てていったのか、、、おそらくその両方だと思っています。
なので、トライアスロンのルールにも自主性・自律性の精神が反映されています。
典型的なのが、自転車(バイク)競技中は他の選手の後ろにくっついて走ってはいけないことです。(ちなみに選手の後ろにくっついて走ることを「ドラフティング」と言います。)
選手の後ろにくっついて走ると、前の選手がちょうど風除けになってくれて、とても走りやすいんです。しかし、前の選手を使って体力を温存することになるため、自主自律の精神からするととても悪質な違反と見なされてしまいます。
3つの種目を競技する訳ですから、バイクが得意な選手にとって、楽しようという選手に後ろにくっつかれてはたまったもんじゃないですよね。